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普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

要約

普段はMacbook Airでプログラミングや作業をすることが多いのですが、時々WindowsのPCや据え置きのPCが欲しくなります

例えばマルチプラットフォームをターゲットとした開発であれば、macOSに加えUbuntuなどのLinux環境や、Windows環境で動作確認したい時があります。

また、メインのMacbookは使用しつつ、別のことを並行して行いたい時になにかと不便です。

iPad Airは持っているのですが、正直iPadはまだPCの代わりになれるとは思っていません。

そこで今回、MinisforumのTH50というPCを購入してみました。

これがまたとても快適で、使い勝手が良いので紹介します。

ちなみに案件ではなく、普通に自腹購入です。

今ある環境を振り返ってみる

私の普段のプライベートな作業環境は以下の通り。

  1. Macbook Air (M1) … メインPC。macOSってやっぱり使いやすい。
  2. iPad Air 4 … ちょっとした作業。暇つぶしデバイス。iPadのサイズ感は好きだけど、iPadOSはPCにはなれない。
  3. Raspberry Pi 4 … 趣味でたまに遊ぶちっちゃなPC。Ubuntu 22.04 LTSを入れている。

Windows環境を手に入れるにあたり、Surface Go 3なども考えましたが私の考えとしては「これ以上持ち歩くデバイスを増やしたくない」というものでしたので、なかなかSurface Go 3という選択肢はあまり上位ではありませんでした。

そこで、試しにSmart keyboard folioを購入してみました。

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

Magic keyboardではない理由は軽さです。(iPadと合わせて1kg越えはちょっとね…)

そして久しぶりにラズパイを引っ張り出してきて、iPadでSSH接続をしながらちょっとした開発をしてみました。

これがまた 意外と快適 で、「これならWindowsのデスクトップPC買って、iPadからSSHやリモートデスクトップで繋げばよいのでは?」という結論に至りました

ミニPCを探してたどり着いたMinisforum

ゲーム用途や動画編集用途ではないので、できるだけスペックが高いミニPCを探すことにしました。

そこでたどり着いたのが、MinisforumのTH50です。

私が購入したモデルのスペックは以下の通りです。

Minisforum TH50
CPU Intel Core i5 11320H
RAM 16GB
SSD 512GB

そして値段は私が購入したタイミングでは、クーポンによる割引を適用して¥68,832でした。

さらにポイントも加味すれば実質 ¥66,403 です。

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

11世代のIntel Core i5が載っていて、メモリ16GB、SSDが512GB 、さらにはWindows 11 Proがインストールされているので、コスパはかなり良いです。

Windows Proであれば、Remote desktopのサーバになることができます。

これの意味することは、iPadやMacbookから遠隔操作が可能である、ということです。

で、1週間くらい悩んでポチりました。

Minisforum TH50

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

わかってはいたけど実際に手元に届くと、「おお、ミニPCだ。小さい…!」という感想ですね。

隣にあるのがiPhone 12 mini なのでそのサイズ感、なんとなく伝わるかと思います。

Mac miniよりも厚さはちょっとあるけど、サイズ的にはこっちの方が小さく感じる。

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

もちろん、Windows 11 Proがインストールされている、素晴らしい!

Geekbench 5

ということで、ベンチマークを測ってみます。

私はいつもGeekbenchを使うのですが、他のPCの結果もありますので比較してみます。

CPUベンチマーク結果はこんな感じ。

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

比較対象がMacばかりで申し訳ないですが、少なくとも2018年モデルのMacbook Pro 13″ よりは高性能です。

それにしてもやはりノートPCといえど、M1チップはなかなかの強さとコスパの高さを誇っていますね。

ただ、Th50もこれだけの性能があれば十分だと思います

このあと試してみますが、このスペックがあればIntelliJ IDEAなどを使ったプログラミングも大きな不満は出ないでしょう。

GPUベンチマークの結果比較はしませんが、Geekbench 5のOpenCLスコアで言うと 18556 でした。

どのくらいかと言うと、https://browser.geekbench.com/opencl-benchmarksを参照する限り、NVIDIA GeForce GTX 1050 あたりと同じくらいでしょうか。
(私はPCゲームとかしないので詳しくはわかりませんが、内蔵GPUにしては結構良いスコアじゃないですか??)

iPad AirからRDP

最後に、やりたかったことをやってみます。

これはまた後日別記事でまとめようと思いますので、ここでは簡易的に。

普段Mac使っている私がMinisforum TH50 (Windows 11 Pro)を買った話

こんな形で、iPadからリモートデスクトップ (RDP)できます。

初めてRDPを使ってみたのですが、予想以上に遅延が少なく、快適です

Windows 11の使い勝手に慣れていないので、設定に少し戸惑いましたが一度接続できればその後は楽ちんです。

これで達成したことは、Surface Goのように「タブレットとしてもPCとしても使い分けができるデバイス」にiPadが成り上がったことです。

もうしばらく、いろいろと操作感を試してみて、いつかまとめようと思います。

おわりに

本記事では、ミニPCのMinisforum TH50を購入し、その使用感やスペックを簡単に紹介しました。

この記事で伝えたいことは、このようなスペックに申し分ないデスクトップPCがあると、iPadなどのタブレットの使い道が増える、ということです。

ただSmart keyboard folioなどのような周辺機器は必須ですが…。

これから、IntelliJ IDEAをインストールしてプログラミングがどれだけ快適なのか試してみます!

短い記事でしたがご清覧ありがとうございました!

気になった方は是非、TH50やその他ミニPCを探してみてください〜。