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ConoHa WINGでCMakeをインストールする

ConoHa WINGでCMakeをインストールする

はじめに

さくらレンタルサーバやConoHa WINGでCMakeを使いたいときのメモ。

私の場合、WEBrainfuck++のコアがC++で作られた実行ファイルなので、OSごとにビルドし直さなきゃならない。

C++のビルドではCMakeLists.txtを使いたかったのでCMakeが必要になった、という経緯。

手順

結論だけ。

通常のインストール方法だとパーミッションの関係でエラーが出るのでローカルにインストールする。

以降の作業はConoHa WINGにsshで接続した後を前提としている。

ローカル環境変数を追加

$ export PATH=$HOME/bin:$PATH
$ export LD_LIBRARY_PATH=$HOME/lib/:$LD_LIBRARY_PATH

ソースファイルを取得・展開

あらかじめホームディレクトリ直下にdownload/ディレクトリなどを作成して、そこで作業すると良い。

$ wget https://github.com/Kitware/CMake/releases/download/v3.21.3/cmake-3.21.3.tar.gz
$ tar xvf cmake-3.21.3.tar.gz

ここではバージョンは3.21.3だが、適宜https://cmake.org/download/を参照して、好きなバージョンのCMakeをインストールしする。

PlatformがUnix/Linux Source (has \n line feeds)であればOK。

移行の説明は、3.21.3で解説しているが適宜読み替えてほしい。

インストール

あとはインストールするだけ。

$ cd cmake-3.21.3
$ ./configure --prefix=$HOME
$ make
$ make install

インストールにはそれなりに時間がかかる。

終われば、無事にCMakeが使えるようになっているはず。

$ cmake --version
cmake version 3.21.3

CMake suite maintained and supported by Kitware (kitware.com/cmake).

余談

CMakeを使ったビルドで、環境が変わったとき、buildディレクトリにキャッシュ (CMakeCache.txt) が残っているとそちらを読みにいってしまうので、あらかじめ消しておくこと。

以上備忘録でした。