2022年だけどM1チップがどのくらい強いのか定量的に検証してみる
はじめに
先日、2022年になったにも関わらずM1搭載の2020年モデルのMacBook Airを買いました。
前に使っていた下記マシンを売却し、世代交代となりました。
- Mac mini 2018
- MacBook Pro 13インチ 2018
この話は、2022年になったけどM1 MacBook Airをメインマシンとして購入しました にて。
さて、M1登場から1年以上経ちますが、依然としてM1は現役のメインマシンとして扱えるレベルなのか簡単に検証してみようと思います。
と言いつつ、主に上記の前マシンたちとの比較がメインです。
スペック比較
mini | Pro | M1 Air | |
CPU | Intel Core i7-8700B | Intel Core i7-8559U | M1 |
GPU | Intel Iris UHD Graphics 630 | Intel Iris Plus Graphics 655 | M1 (8GPU) |
RAM | 32GB | 16GB | 8GB (Unified) |
前マシンは第8世代のIntel CPUとそれなりの容量を持ったメモリを積んでいたので、まだまだ大きなストレスなく稼働していました。
これを踏まえてM1 MacBook Airを比較します。
ちなみに購入当時の価格の比較も載せておきますか。
学生価格で購入したと言えど、結構差があります。
マシン | 価格 |
mini 2018 | ¥123,800 |
Pro 13″ 2018 | ¥280,044 |
M1 Air | ¥ 142,780 |
Geekbench 5での比較
早速定量的な比較をしましょう。
こんな感じです。
まとめると以下のようになりますね。
数値上はCPUではややM1が優位で、GPUでは圧勝です。
1回の試行なので誤差はあるかもしれませんが、Metalで2万という数値は大体 NVIDIA GeForce GTX 980 Ti や AMD Radeon RX 550 と同じくらいです。
(参考: Metal Benchmarks – Geekbench Browser)
非ゲーマーで、そこまでGPU酷使しない使い方であれば十分すぎる性能だと思います。
ちなみに、前後しましたがCPU Multiで8000弱というスコアは、iMac Pro 2017で選択できるIntel Xeon W-2140B @ 3.2 GHz (8 cores)と同じくらいです。(参考: Mac Benchmarks – Geekbench Browser)
Core iシリーズならば、Intel Core i9-9900K @ 3.6 GHz (8 cores) に少し劣るくらいですね。
そんな高性能のSoCがこの薄い筐体にファン無しで搭載されているとはすごい話です。
体感的にはどうなのか
定性的な話ですが、今の所ノンストレスに扱えています。
いくつかあげるとしたら、
- スリープからの起動が爆速。開いたらもうディスプレイ点灯してる。
- JetBrains IDEの起動とインデックスが速い。ライブラリの依存関係読み込みとかは体感速い。
- やっぱり軽い。膝上で使ってても快適。取扱いやすい重さ。
ざっとこんな感じでしょうか。
私はCGクリエイターでも、動画クリエイターでも、ゲーマーでもない、ただのソフトウェアエンジニアなので参考になる人は限定的かもしれません…。
とにかく、今の所本当に非の打ちどころが見つからないです。
おわりに
ざっくりとした比較になってしまいましたが、M1 MacBook Airが2022年になった今、どの程度快適か検証してみました。
結論としては、このコンパクトさをもったノートパソコンとしては十分のスペックだと思います。
性能としてはしばらく不満が出ることはないでしょう。
強いて買い替えるタイミングがあるとすれば、デザイン・仕様変更ですかね。
例えばベゼル幅が小さくなるとか、カメラがHDになるとか、12インチMacBookが復活するとか…。